フランス留学サポート|ビザ申請援助|学校手配|滞在手配|現地生活サポート|無料相談|無料見積り|フランス現地法人

フランス語を学びながら働きたい

Job

非常によく質問を受ける事項です。
ワーキングホリデービザでの渡仏では、アルバイトは1つの目的でもあるでしょう。
長期学生ビザで渡仏し、滞在許可証を取得すれば、年間960時間までの労働が認められていますので、法的には可能です。
以下、学びながら働く、という主に学生ビザで渡仏される方について、ポイントを説明してみます。

働き口を見つける

フランスの失業率は高く、フランス人でも就職は難しい状況です。
雇用形態も日本とは異なり、雇い主からすると日本のアルバイトのように簡単に雇い、簡単に解雇できるわけではありません。
そもそも、正社員、アルバイトといった日本的な雇用区別ではないことを知っておきましょう。
フランス語がおぼつかない、文化も知らない留学生が仕事を見つけるのは、決して簡単ではありません。
最初は、あまり分野や職種を選ばず、出来る仕事にチャレンジする姿勢も大切になるでしょう。

日本人留学生向けのアルバイト情報は、OVNI(フランス生活情報誌)などに代表されるインターネットサイトや、Junku(書店)などの掲示板で探すのが近道です。
もしくは、日本食料品店や、日本レストランなどに直接聞いてみることになるでしょう。
口コミは、フランスでは有効な職探しの手段です。すでに働いたことがある人に紹介を頼んだり、多くの知人友人に、アルバイトを探している旨を伝えておくのもいいでしょう。

探す時間、学ぶ時間

雇用されるのは困難ですが、条件をしぼらず、職種も選ばなければ、全くないわけではありません。
しかし、少数のそれらの雇用先を探す時間と手間は決して少なくないことが多いでしょう。
留学の目的は、”フランスで働くこと”である方を除き、その時間をフランス語学習に当て、現地での語学力の向上をまずは目指すことが、本来の目的を達成する近道ではないかと考えてみることも大切です。
渡仏してすぐに働き先が見つかるということはあまり考えず、機会があったら働こうという程度で予算や留学計画を組んでおくほうが安心です。

低賃金、重労働、ときには不法労働も

仕事が見つかったとしても、大抵の労働は、低賃金で重労働であることが多いものです。
中には、不法労働、いわゆる travail noir と呼ばれる仕事であることも少なくありません。
不法労働は固く禁じられていて、見つかると、雇い主、労働者本人共に重い罰則(罰金)を受けます。
日本への強制送還もあり得ますので十分注意しましょう。

そういう人のための語学学校すらあるらしい?

インターネットや口コミなどでこの類の情報に当たることもあるでしょう。
しかし、あくまでも学生の身分での留学の場合、学業が大前提です。
勉強を前提としていない人に、学生ビザを取得できるように書類を出していた学校が検挙され閉校になった例もあります。

フランス語の実施勉強としての価値

ある程度生活にも慣れ、フランス語の会話力も身についたのであれば、働いてみることはフランス語の実践勉強となりえます。
お金をもらうのですから、しっかりと理解して働かなければならない状況に置かれ、その立場上よりフランス語の勉強に身が入った、というケースも多々あります。
また学校で勉強するアカデミックなフランス語ではなく、実際に生活で使うやや砕いた表現などを学ぶことも出来るでしょう。

その業種を勉強している人にとっては、業界用語や専門用語を使ったり聞いたりする機会は確実に増えるでしょう。
あらかじめ、働く意思があり、分野が決まっていて、なおかつ語学の勉強をする決意がある場合は、ワーキングホリデービザの取得を考えてみても良いでしょう。
もしくは最初は語学留学をしてある程度語学力を身に着けてから、あらためてワーキングホリデービザで渡仏ししっかり働くというやり方も有効です。

フランスで働き口を見つけることを前提に、留学準備をするのは大変危険

十分な費用を用意せず、フランスでの労働収入を当てにして、長期留学ビザを申請する方は結構いらっしゃいます。生活費をフランスで稼ぐ、というものです。
しかし、海外での留学生活は、何が起こるかわかりません。病気、事件、事故…万が一とは思っても、起こってからでは遅すぎます。
海外留学生保険のカバー期間内であったとしても、病院や契約された保険によっては、取り合えず費用を全額支払い、帰国の後、返金請求の手続きをする場合もあります。
働くことを前提に、十分な費用も持たず渡仏することの危険性を十分理解していただきたいと思います。
万が一就労できなくても無事留学生活を送って帰国できるだけの費用は、必ず用意していきましょう。

金銭目的ではなく、修行を目的とする場合

レストランやパン屋、お菓子屋さんなどでは、いわゆるスタジエ(研修生)として雇われることは稀ではありません。
これらの職種では、技術や知識が問題であり、言葉はあまり出来なくても働くことは可能だからです。こういう目的の方は、企業研修斡旋を行っている語学学校でまずはフランス語を勉強するというのも良い方法です。
もしくは、最初からワーキングホリデービザでの渡仏をするのも、学費がかかりませんので、経済的です。
熱心に働けば、大変難しいといわれていますが、就労ビザの取得も夢ではありません。(これは雇う側の一存にかかっているといえます)もちろん一時帰国は必須となりますが、より確実で安全な、王道手段といえるでしょう。

語学学校によっては、語学レッスンと企業スタージュをセットにしたプログラムを組んでいるところもあります。
シュマン・アッシュの学校リストから「企業研修」などで絞ってぜひ検索してみましょう。

地方では

パリと地方都市とでは、その雇用状況に大きな差があります。地方では、自分からアノンス(広告)を大学の掲示板に張り出したりする積極性が必要とされることも多いでしょう。
比較的見つけやすいと思われる、ベビーシッターの仕事などは、電話番号を記入したアノンスを保育所などに張り出すのも有効な手段です。ただし、ベビーシッターの仕事探しのライバルは、フランス人学生です。在仏日本家庭などで雇われる日本人学生は多いようです。
また、在仏日本人とフランス人の交流の場であることが多い、各地の”日仏協会”を尋ねてみると、その土地ならではの情報がもらえることもあるでしょう。 ただし、各地のこのような協会は、決して”日本人学生へのアルバイト援助機関”ではありません。参加する意義をまず、考えてみてからにしてください。