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車の運転と交通ルール

Car

留学生という一時的な滞在でも、また運転するしないに関わらず、滞在する国の基本的な交通ルールはある程度知っておく必要があります。
交通ルールは、車を運転する者だけに限らず、バイク、自転車、また徒歩であっても深く関係してくるものだからです。
フランスで運転する場合は、日本で発行された国際免許証が必須であり、また日本の有効な運転免許証も必携です。
ここでは、特にフランスと日本で大きく異なる部分について説明しています。
実際運転される方には不十分な内容ですので、各自学ばれることを強くお勧めします。

フランス公式 交通ルール詳細サイト Service-Public.fr

基本情報

車は左ハンドル車が主流で、右側通行です。日本とは全く逆です。
オートマ車よりマニュアル車の方が圧倒的に多いです。(レンタカーを利用される予定の方は注意が必要)

携帯品

レンタカーを借りる場合も、下記のものは法律で決められた携帯品、また車内常備品ですので、確認しましょう。

  • 免許証:既述のとおり、EU圏内有効なPermis de conduire もしくは国際免許証と日本の免許証(有効)
  • 自動車登録証 Carte Griseカルト・グリズといわれています。
  • 保険証 緑色の紙をフロントガラスに貼ってなければいけません。
  • 反射ジャケット Gilet de sécurité (車外に出る際にすぐに取り出せる場所に置いておき、緊急停止の場合は運転者は必ず着用しなければなりません)
  • 三角表示板 Triangle de signalisation(緊急停止の際、車から30メートル離れた場所(もしくは障害物から30メートルの場所)に設置する必要があります。
  • アルコール濃度検査キット Ethylotest 2012年以降義務化されています。薬局やタバ、大手スーパーで購入できます。

信号機

信号機は赤、オレンジ、緑。(日本の赤、黄、青と同じタイプ)(信号が速度探知して変わるものもあります)
信号機は日本のように頭上ではなく、横に設置されていることも多いです。その場合、”自分に近い方の信号を見る”と考えれば間違わないでしょう。つまり、右車線にいるなら、右側を、左車線にいるなら、左側を見ることにないrます。中央車線の場合は、”直進”とみなすので、右側の信号を見てください。
赤の点滅信号は日本と違って「停止」です。
黄色信号になった時、日本では交差点に進入していく場合が多いかと思われますが、フランスではこれは違反になります。黄色は止まれと覚えてください。

右側優先

d3

日本では、優先は道路によって異なるものですが、基本的には左側優先です。ですが、フランスでは、とりあえず”右側優先”と覚えてください。非常に大切な基本です。フランスでの運転は、まずここからといっても過言ではないでしょう。
県道、国道、高速などの大きな道は優先道路で、優先権を示す標識や、道路上に印(白い点線があるとそちらが一時停止)とわかります。標識がない場合は、道幅に関係なく、右側が優先されます。
右の標識は自身の非優先を示します。この標識をみたら、右側にある道路からでてくる車に優先権があるので、止まったり減速する必要がある場合があります。どんな場合でも、「迷ったら右側優先」です。

ただし、自分が優先道路を通行していたとしても、誰もが必ず右側優先を守っているわけではないということは頭に入れ、左右良く見て交差点などに進入するのは日本同様です。

制限速度

通常の天候状態で、とくに標識がない場合です。(括弧内は雨天時)
フランスでは、標識がない場合の制限速度は決まっています。
極端に視界が悪い場合(50m以下)はどこであっても50km/hとなります。

  • 高速道路…時速130km/h(110km/h)
  • 中央分離帯のある道路(都市環状道路など)…110km/h(100km/h)
  • 街中以外の道路…時速90km/h(80km/h) 
  • 街中…時速50km/h(50km/h)

ちなみに、日本では多少オーバーしていても見逃されるような場合も、フランスではかなり厳しく取り締まられます。
1,2キロオーバーで罰金支払い、というのは日常茶飯事ですので注意しましょう。

円形交差点

rontpoint

いわゆるロータリー、ラウンドアラウンドのことで、Ront-point(ロンポワン)と言います。凱旋門のロンポワンが有名ですが、フランスではロンポワンがとても多いので、ここを上手く通れるようになることは運転(車にかぎらず自転車でも)非常に重要です。

大原則は次の2つ。 – ロンポワンを出る(つまり右折する)車は円の外周を走行し、ロンポワン内を引き続き走行する(出口がまだ先。もしくは出口がわからない場合も)車は内周を走行します。 – 標識がない場合は右側優先の原則により、進入してくる車が優先になります。標識がある場合は、ロンポワン内を走行している車が優先します。 なお、ロンポワンを出る(必ず右折になります)時は、ウィンカーを右に出して、右折同様に後続車にそれを知らせることが必要です。

飲酒運転

取締は、上述したアルコール濃度検査キット(ETHYLOTEST)で行われ、そこに反応が出るとより詳しく調べられます。罰金、点数の原点、最長3年の免停があります。

日本では見かけない標識

  • c34bロータリータイプの交差点が近いという標識です。車の場合は減速しましょう。この標識があるロータリーは、進入する側に優先権がないので注意。
    ロータリーは日本ではあまり多くないため、戸惑う方が多いようです。
    基本的には、右折する、または直進するならば外側を、左折するならば内側を走行します。
  • e13b優先に関する標識です。
    この場合、右側を通行する車(白の矢印)に優先権があります。2台同時通行できないせまい道などに設置されています。
  • cede1これは逆に、あなたには優先県はありませんよ、という標識です。 つまりこれを見た場合、交差する道路を走行する車に優先権があるので必ず道を譲る必要があります。
  • e15bRalentisseur (段差舗装)のことで、しばしばdos d’aneド・ダンと呼ばれるものがあることを示す標識です。
    標識の図の通り、道が急に盛り上がっています。減速を促すもので、この上を30キロ以上のスピードでは走れません。
  • b41b禁止・制限事項の解除を意味します。
    50キロ制限の標識を見たあと、この標識があれば、その制限が解けたことを意味します。
    たとえば街中以外の道路では、時速90キロ制限になったことを意味します。
  • g23b街の入り口を示す標識です。
    この標識に斜め黒線がある標識は街の出口を示します。
    また、50キロ制限を表す標識でもあります。街中では50km/hだからです。
    ちなみにD906のDはDepartemental(県道906号線)をあらわしています。